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小型の物でも5〜10秒程度の連続噴射が可能だが、至近距離からきちんと狙えば0.5〜1秒程度の噴射でも激しい咳と洟水が停まらなくなり、10数分は行動困難な状態となる。暴漢1〜2人程度なら、小型の製品で充分に対応可能で、行きずりの犯行などと言ったケースでは、そのような軽度の反撃でも充分に相手の気勢を削ぎ威嚇できる可能性が高い。 30〜40分程効果が持続した後、完全に正常な状態に戻るには数時間ほどの時間を要する。噴射した相手に失明の危機や後遺症を残すような事はないとされている。顔面に命中させなくても、舞い上がるエアロゾルは周囲に漂い吸引してしまうため、たとえ相手がオートバイ用のフルフェイス・ヘルメットを着用していても、首やベンチレーター付近に吹き付けるだけで一定の効果が見られる。 この他、暴漢の逮捕を容易とするために、染料が含まれる製品も多く、噴射された相手が黄橙色に染まる製品も多い。これらでは顔面などの効果的な部分に命中しなくとも着衣や皮膚を染色し、たとえ水や石鹸で洗っても横浜 マンション に落ちないようになっている。また実際に色は付かないもののUV塗料が含まれている製品もあり、ブラックライトで照らせば発光する。 目や鼻・口等の粘膜に付着する事で激しい焼けるような痛みを与え、涙・洟水が止まらなくなるが、これは性器であっても同じ事で、ストリーキングや露出狂が露出した下半身に噴射され、取り押さえられたり撃退された事例も聞かれる。 噴射される液体は、ごく微量でも影響があるため、噴射の後に使用者が目や鼻をこすっても効果が出る事もある。液体が付着した手は早急に石鹸で良く洗った方がいいだろう。 液剤は化学薬品やスパイスなどと同じく、長期の保存によって性質が劣化する可能性があるため、原則的に各製品には使用期限が設けられている。これは製造から数年程度が一般的である。保存状態が良好ならば期限切れ以降もかなり長期に亘って効果が持続するケースは多いが、効果が確実ではないため、期限切れのものは新品に買い替えた方が賢明である。 類似製品として、粘着剤を噴射して犯人の身動きを取れなくするスプレーが「ポリススプレー」という製品名で販売されている。 噴射される液剤の飛び方には大きく分けて3種類ある。霧状タイプ(コーンミストタイプ・フォッガータイプ)の物は噴射口から遠くなるほど拡散する飛び方をする。水鉄砲タイプ(ストレートタイプ)は、遠くまで一直線に飛ぶ。泡状タイプ(フォームタイプ)は、泡状の液剤が噴射される。 霧状タイプは、広く拡散するのであまり正確に狙わなくても命中し、目標が多数でも効果的であるという利点があるが、逆風時は使えず、狭い室内では自分も吸い込むことになり、近くにいる人物にも被害が出るという欠点がある。 水鉄砲タイプは、逆風時にも安心して使用ができ、モバイルSEO でも他人に被害が少ないという利点があるが、遠くの目標には命中させにくいという欠点がある。 泡状タイプは、狭い室内での使用時も自分に被害がでにくく、掃除もしやすいという利点があり、他の点は霧状よりも噴射範囲は狭く、逆風にある程度強いなど、霧状タイプと水鉄砲タイプの中間的な性質である。 これ以外にも、粉末の薬剤を液化炭酸ガスで拡散させる(というよりも吹き飛ばす)強力なタイプのものも存在する。このタイプは有効射程15mという拳銃並みの射程を誇り、かつて日本国内でも市販されていたがSEO が難しい大型サイズのため一般市民への普及はしておらず、一部の銀行や重要施設に防犯用具として常備された程度の例外的な存在と言える。 デモンストレーションによる催涙スプレーの使用噴射距離は大体2〜4メートルだが、危険を察知した時点で、相手に気付かれない様に催涙スプレーを手に持ち、すぐに使用可能な状態とする。安全装置があるものは、これも解除するとよい。そして実際に襲撃を受けた場合は催涙スプレーを持っている腕を相手のほうに突き出すように伸ばし、可能な限り「眼を閉じ、息を止める」「風向きに気を付ける」など自分に催涙スプレーがかからないように配慮しつつ確実に相手の顔面に向けて噴射する。 相手がひるんだ隙に逃げ、大声を発するなどして周囲に助けを求めたり警察に通報して難を逃れる。防犯ブザーとの併用も推奨されている。 催涙スプレーの噴射方式や飛距離は製品によって差があるため、実際の使用時に戸惑わずにすむように事前に試し撃ちをすることが望ましい。ただし、製品によっては噴射が一回限りの使い捨ての製品があったり、一度噴射したものは液体が噴射口で固まってしまい、実際の使用時に噴射できなくなるという危険性もあるので、各商品の説明書を熟読し、噴射後はシャワーでよく洗浄すべきである。 日本では、催涙スプレーを悪用した異臭騒ぎ等の悪戯や、強盗事件、傷害事件などが度々報道され、問題となっている。犯罪目的の使用や悪戯は厳重に処罰される傾向にある。また、操作ミスで誤射してしまった場合でも、犯罪として処罰される可能性がある。過去の事例では、満員電車内でチカンを撃退する目的で催涙スプレーを噴射して、無関係の乗客多数を巻き込んだ事例があった。この事例では、巻き込まれた乗客に後遺症や外傷はなかったが、無関係の乗客に対しての傷害行為として警察に扱われている。なお、大阪府などの地方自治体では条例などにより有害玩具指定を受けている。これにより、警察官の職務質問などの際に発見された場合、軽犯罪法違反や条例違反の疑いをかけられ、最悪の場合は現行犯として取り締まりをうける場合がある。 店頭で購入時に本人確認や購入記録などを行わないことで、犯罪者や犯罪を企てている人物に催涙スプレーが渡って悪用されてしまう恐れが高いことが問題視されているが、現在のところそれを防ぐ法律はない。 正当防衛での使用でも、犯人が催涙スプレーを浴びて無抵抗状態に陥ったにもかかわらず必要以上に使用し続けて、犯人の死亡や重度の後遺障害などの甚大な被害が生じた等の場合には、過剰防衛だとして実刑判決が下される場合もある。犯人の行動を完全に封じるために使うのではなく、犯人の急迫不正の行為を一時阻害し、逃げるためにのみ使用すべきだと考えられる。 小型で扱いが容易なので、犯人に奪われると危険度が増す。また、風向きによっては使用者が催涙ガスを吸い込んだり、犯人もろとも無抵抗状態に陥ることがあるが、多くの防犯専門家は、「生命の危険が差し迫っている場合は、自身を催涙ガスから防護する措置をとる暇もなく直ちに使用しなければならない場合が多い。」と言う。 この他、呼吸器疾患のある犯罪者に使用した場合、気管支喘息等の疾患を誘発させる危険性もあるため、注意が必要とされる。ただし、犯罪者の急襲から身を守るためにはそのような事情については許容される(→緊急避難)ため、必要と感じたら、催涙スプレーを躊躇せず使用し、暴漢を怯ませたらすぐさまその場を離れ、周囲や警察に助けを求める事が大切である。 護身術(ごしんじゅつ)とは、暴漢などから自分や他人の生命・身体を守るための技術。広義には、危険に近づかない技術なども含まれるが、狭義では、暴漢撃退法のみを指す。ただし、格闘の専門家においても「相手を打ち倒すこと」ではなく「自分が安全に逃れる方法」を指導するなどしており、いわゆる格闘技や逮捕術のような制圧を目的とした技術ではない。 護身術は、相手を打ち負かすことが目的ではなく、あくまでも自分(もしくは他人)の生命・身体を守る事が最優先事項とされる。そのため、相手を倒すことを前提としている格闘技のテクニックやセオリーとは、似ている部分もあるが、違う部分も多い。 たとえば、相手に不意打ちを食らわせて、相手が怯んだ隙に逃げるのも護身術(一撃離脱)である。また、相手と格闘になったり後述の護身用具を使用するなど最悪の事態に遭遇した際にも、ルールで行動が限定されている格闘技の場合と異なり、格闘技では反則・禁じ手とされる金的などの急所への攻撃、立ち関節が主体となる。その場合も、あくまで正当防衛の範囲に収まるようにし、過剰防衛とならないよう充分な注意が必要である。そのための法知識の理解や危険に遭遇する可能性を軽減するための防犯知識も、護身術の一つとして解釈する向きもある。 ただし緊急避難の例もあるように、危機的状況では相手や他者の安全を慮らない行動をしても問題とされない場合があるなど、複雑な状況問題が絡み、銃社会である米国の地域(州)によっては「日本人留学生射殺事件」に見られるように自敷地内の不審者に対して警告後の発砲は不当とはみなされない場合もあるなど、地域的な事情もみられる。なお日本では「盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律」第1条が、「強盗は正当防衛行為の結果犯人が死亡しても罪には問われない」と定めており、常識的な範疇での正当防衛における自己防衛の結果として相手が死に至った場合に、状況に応じては罪に問われない。こと日本では凶器・有害玩具など危険物の所持は論外であり、厳しい処罰の対象となるが、非殺傷性の暴漢撃退グッズも複数販売されており、これを利用することも護身術(セルフディフェンス)の一端である。